葬儀、葬式に必要な香典の読み方や意味について|コラム(葬儀・葬式のお役立ち情報)|姫路市・太子町で葬式、葬儀、家族葬なら名古山葬儀式場、筑紫の丘斎場の受付窓口であるプライベートセレモニー
2023.04.17
葬儀、葬式に必要な香典の読み方や意味について
「香典」の「香」の字は線香を、「典」の字はお供え物を意味しており、「香典」には故人に対して供養の気持ちを込めたお焼香の線香の代わりに供えるという意味があるとされ、香典(こうでん)と読みます。
香典袋の表に書く上書きは、宗教や宗派によって使用できる上書きが異なります。
これは、「香典」は「ご霊前」と「ご仏前」の両方の意味も含むお供え全般のことを表すためです。
「香典」は仏教においては使いやすい上書きですが、キリスト教ではお香を焚かないため、「香典」は使えないということも覚えておきましょう。
「ご仏前」という上書きを香典袋に使用するタイミングは、通夜以降に香典袋を持参する時となります。
その理由は、「ご仏前」という言葉は故人の冥福を祈り喪に服す期間を終えた忌明け、つまり故人の霊が仏になる準備を終えた四十九日以降に使用する言葉だからです。
そのため、四十九日以降の香典袋の上書きには「ご霊前」ではなく「ご仏前」と書きましょう。また、通夜や告別式から香典袋の表書きに「ご仏前」を使用できるのは、仏教の中でも浄土真宗などの真宗の方の法事の場合のみです。
浄土真宗などの真宗では、故人は亡くなったその時から「霊」ではなく「仏」になると考えられているからです。
キリスト教では、「仏」にはならないため、「ご仏前」は使用できません。
「ご霊前」を香典袋の上書きにすると、通夜、葬儀、告別式、初七日とほとんどの法事で使用できるため、とても使い勝手の良い上書きと言えます。
しかし、1つ注意が必要なことがあります。
それは、浄土真宗などの真宗とキリスト教(プロテスタント)の場合は「ご霊前」を使用できないということです。
神式の表書きは、
「御榊料(おさかきりょう)」
「玉串料(たまぐしりょう)」
「御玉串料(おたまぐしりょう)」
「神饌料(しんせんりょう)」
「御神前(ごしんぜん)」
を使います。
神式で線香は使わないので、「御香典」は不適切です。
水引の色は、黒白、双銀のほか、双白も使われます。
キリスト教はカトリックとプロテスタントの宗派によって、表書きが変わります。
カトリックでは、「お花料」「御花料(おはなりょう)」「御ミサ料(おみさりょう)」を、プロテスタントの場合は「お花料」「御花料」「献花料(けんかりょう)」「忌慰料(きいりょう)」を使います。
プロテスタントでは故人はすぐに天に召されるので「ご霊前」は使用しません。
なお、キリスト教用の香典袋には、ユリの花や十字架などが印刷されているタイプもあり、水引がなくてもOKです。
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