2023.10.30

一般葬との違いで見る家族葬が人気の理由

近年、家族葬を行うご家庭が増えてきました。

一般家庭だけでなく、かつては大規模な一般葬や社葬を行っていたタレントや大企業の経営者などでも家族葬を行うケースが増えています。
なぜ、家族葬が人気なのでしょうか。
この記事では家族葬と一般葬の特徴と違い、家族葬が選ばれているメリットについてご紹介していきます。

家族葬とは

家族葬はご家族のみ、または近しい親族や故人様と親しくしていた方にお声かけして行われる小規模なお葬式です。
親しい方だけで集まることができるので、心ゆくまで最後のお別れをすることができます。
祭壇の規模やデザイン、葬儀のスタイルなども柔軟にでき、故人様の生前のご意向やご遺族様のお気持ちに添った葬儀が可能です。
式の形式はご遺族の選択にもよりますが、通常の一般葬と同様に通夜と告別式を2日間かけて行い、菩提寺または手配した僧侶の読経とご遺族による焼香などを執り行います。
通夜と告別式を1日で行う1日葬にすることや、より儀式を簡素化してお別れの時間を設けることも可能です。
広く一般に参列者が訪れる一般葬に比べて、会場の広さや会食、返礼品の数などを抑えられるので、葬儀費用を抑えたい時にもおすすめです。

家族葬とはどういう葬儀？

一般葬とは

一般葬は、参列者を家族や親族などに限定することなく、故人や故人の家族の関係者など、広く一般の方が参列できる葬儀の形態です。
家族葬が注目されるまでは、一般葬が最も一般的な葬儀のスタイルでした。
一般葬を行うにあたり、遺族が個別に連絡をすることや自治会や会社の通知を通じて連絡するほか、新聞に訃報を出して一般葬の日程を案内することが多いです。
夕方から夜にかけて行われる通夜と、翌日の告別式と2日間にかけて行われるのが一般的です。

家族葬のメリット

一般葬ではなく、家族葬を選択するメリットはどんな点にあるのか、一般葬と比較しながら、家族葬のメリットを以下で見ていきましょう。

故人との最後の時間を過ごしやすい

一般葬の場合、葬儀の段取りを決めるにも手間や時間がかかり、知り合いなどに連絡を行うなど、ゆっくりと故人様に付き添う時間も取れません。
葬儀が始まってからも、参列する多くの弔問客との挨拶など対応に追われます。
多くの参列者の目にさらされるので、思い切り泣くことも憚れる方もいます。
家族葬であれば、細かなことに気を配る必要がなく、故人様との最後の時間をしっかりと持つことが可能です。

葬儀の費用を抑えられる

葬儀の規模や参列者の人数が多くなるほど、準備も大変になり、費用もかかります
広い会場を借り、祭壇も大きなものを選び、スタンド花なども多く用意しなくてはなりません。
葬儀の進行のために司会を依頼し、マイクロバスや会食、返礼品の準備なども必要です。
決めなくてはならないことも多く、費用もかさみます。
家族葬なら家族のみや極親しい間柄の人しか集まらないので、準備もお任せすることや費用も最小限に抑えることも可能です。

葬儀、お葬式の費用相場は。注意点と費用を抑えるコツも紹介します。

葬式の準備が楽

家族葬なら、一般葬の場合と異なり、ご近所の方や仕事関係者、知人などに訃報や葬儀の日程を伝えることや参列してくれる方への対応に追われる心配がありません。
会食や返礼品の準備をどのくらいすればいいのかなど、頭を悩ませる必要もなくなります。

まとめ

家族葬は家族や親族、極親しい友人や知人だけで行う小さな葬儀です。
葬儀のスタイルも故人の遺志や家族の希望にもとづいて柔軟に設計できます。
一般葬と比べて小規模で柔軟な対応ができ、故人と最後の別れをじっくり過ごせる時間が持てるのがメリットです。
小さな会場で済み、返礼品や会食の費用、マイクロバスの費用なども抑えられるので、一般葬に比べて費用を抑えられるのもメリットになります。

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